世界に通用する金融人の養成
金融の世界はすでにグローバル化されており、みなさんが金融機関に進路を求めるならば、自らがグローバル化に適合するような対応が必要となります。本ゼミでは、金融人として必要とされる基礎を2年間かけて身に付けることを目的としています。
グローバル化した金融市場において大切なことは、「枠にとらわれた基準から離れる」ことにあります。「文教大学」とか「日本」といった枠は金融の世界にありません。枠のない世界で必要なこととは、世界で標準とされる教科書で学ぶことです。
この教科書はもちろん世界の共通言語である英語で書かれています。ただし、英語の授業ではありませんから、英語を道具として用いることができれば十分です。
しかし、教科書をしっかりと理解するには、基礎となる経済学や統計学は不可欠となります。そこで、これらの必要とされる知識は通常の授業や合宿を通して身に着けておいて欲しいと考えています。
また、実地で現実の金融の世界を知るために、経営学部が主催する「北米研修」への参加を強く勧めます。金融の中心であるNYにおいて、リードする金融関連機関への訪問、講義に接する機会はみなさの理解を増進するでしょう。目的を共有できる熱心な学生と一緒に学ぶことを期待しています。